個人でできる!SDGs取り組み~夏の電力消費~

公開日:2021/6/15
更新日:2022/8/16

私たちの家庭には1,000Wを上回る電気製品があふれています。炊飯器や電子レンジ、掃除機、ドライヤー、さらには温水洗浄便座やIHクッキングヒーターなど、このように日常生活が多くの電力を使う生活のうえに成り立っています。

特に7〜9月の平日は冷房需要が増え、1日の中では14時頃に家庭を含む全体の電力需要が最も大きくなります。消費電力の在宅世帯平均のトップ3は、エアコン、冷蔵庫、照明・テレビでした。そこで夏の節電はこれらを意識することが大切です。

【目次】

  1. エアコンはこまめに電源をオンオフしない
  2. 冷蔵庫は開閉回数を減らす工夫を
  3. 照明とテレビはこまめに消す

エアコンはこまめに電源をオンオフしない

まずは全体の50%以上の電力を消費するエアコンです。

エアコンの冷房運転は、一般的に冷房の設定温度を1度上げると10〜13%ほど、期間消費電力が下がると考えられています。
さらに除湿機能がついているエアコンを選ぶ、扇風機を併用する等で、節電かつ快適さを保つことができます。

また、エアコンの冷房はこまめに電源をオンオフしないほうが節電になります。日中なら35分、夜なら18分程度の外出であれば、つけっぱなしに、それ以上長時間家を空けるときは、エアコンのスイッチをオフにしましょう。

ほかにもエアコンを使う際は、カーテンやすだれを掛ける、グリーンカーテンを育てるなど窓から入る熱を和らげるようにします。

冷蔵庫は開閉回数を減らす工夫を

次に気を付けたいのは冷蔵庫です。

毎日の食事作りに欠かせない冷蔵庫は常時電源を入れっぱなしで節電が難しい電機製品です。その上、夏になると開閉数が増えがちで電力消費があがります。

冷蔵庫の扉を開ける時間をできるだけ減らすために、よく使う食材は手前におくなど工夫します。また、夏場はポットに氷とお水を入れておき、それを利用するのも一案でしょう。ほかにも、冷蔵室は食材を詰め込み過ぎると余分な電力消費につながります。

また、冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変えるのも節電になります。 見逃されがちなのは、冷蔵庫の背面や底面の放熱部周辺のほこり。放熱効率が上がらないように、可能な範囲で掃除しましょう。

照明とテレビはこまめに消す

日中はできるだけ照明を消し、照明はつけっぱなしにせず、こまめに消すことが大切です。リビングのように長時間照明を使用する場所では、シーリングライトをLED照明に交換すると節電になります。

また、テレビを見ていなくても、つけてはいませんか?テレビはつけっぱなしにせず、視聴しないときはスイッチを切りましょう。そして、音量は小さめに、明るさを省エネモード(暗め)に設定しましょう。

日本の電力は、LNG(液化天然ガス)、石油、石炭等の化石燃料で80%近くをまかなっています。限りある地球資源を大切に使いたいものです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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