個人でできる!SDGs取り組み~食べものを無駄にしない~

いつか使おうと思っていた買っておいた食品が、いざ使うときには消費期限や賞味期限が過ぎており、手つかずのまま捨ててしまう・・・という経験をした人は多いのではないでしょうか。

日本では、令和元年に約570万トンの食品ロスが発生しており、そのうち約261万トンは家庭から発生したものとされています。
◆参考:環境省「食品ロスポータルサイト

せっかく買った食品を捨ててしまうのはもったいないですよね。
そのため、家庭では買った食品を無駄にしないことが重要となります。

賞味期限と消費期限

賞味期限と賞味期限は、安全においしく食べられる期間を指します。

  • 消費期限
    期限を過ぎたら食べないほうがいい。傷みやすい食品に表示。
    (例)お弁当や生のお肉など
  • 賞味期限
    おいしく食べることができる期限。消費期限に比べ傷みにくい食品に表示。
    (例)缶詰やレトルト食品など

賞味期限は、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
そのため、賞味期限が切れているといってすぐに廃棄する必要はなく、匂いや見た目などで判断し食べられるものは食べることで食品ロスを減らすことができます。

ただし、一度開けてしまった食品については期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

◆参考:農林水産省「消費期限と賞味期限

食品を使い切るために

◎賞味期限や消費期限を大きく書く
期限の表示が小さく見えづらい位置にあると、見逃してしまう可能性があるため、パッケージや容器に大きく記載すると目につきやすくなります。

◎冷蔵庫や食品庫の置く位置を工夫する
冷蔵庫や食品庫は定期的に整理整頓することを心がけましょう。
また、期限が近いものを置く位置を決めておくことで使い忘れを防止することができます。

◎買い物に行く前に食品の在庫をチェックする
まだ残りがあるのにまた買ってしまったということがないよう、食品の在庫をチェックしてから買い物に行くようにしましょう。
必要なものをリストにしていくと買い忘れ防止にも役立ちます。

◎使い切れる分だけを購入する
ばら売りや少量パック、チューブ調味料などを活用し使い切れる分だけを購入することを心がけましょう。

◎保存食品は「ローリングストック」
ローリングストックは、レトルト食品や缶詰などの保存食品を少し多めに買っておき、食べた分だけ買い足すことで在庫を一定にする方法です。
常に消費した分だけを買い足すので賞味期限切れを防止することができます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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