概要
ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で医療活動を行う認定NPO法人です。2004年の設立以来、国、地域、人種、政治、宗教、境遇を問わず、すべてのひとが平等に医療を受けることができ、 “生まれてきて良かった”と思える社会の実現を目指し活動しています。
1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、国外ではカンボジア、ミャンマー、ラオスの3か国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約25,000件ほど実施しています。またミャンマーでは、HIV孤児や貧困により人身売買にかけられる可能性がある子どもたちに安全な生活と教育機会を提供する児童養育施設Dream Trainも運営しています。このような東南アジアの子どもたちの非感染症疾患による死亡減少への貢献が認められ、2020年 、国際連合UNIATF Award 2020を日本の団体から唯一受賞いたしました。2021年には「第5回ジャパンSDGsアワード」において、SDGs推進副本部長(外務大臣)賞も受賞。カンボジアでの小児がん患者に対する無償治療活動が評価されての受賞となりました。
そのほか国内では、小児がんと向き合う子どもとその家族の外出に医療者が同行するプロジェクトSmileSmilePROJECTを展開しているほか、国内にもある「医療の届かないところ」として離島・へき地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援なども行っています。
医療の届かないところに医療を届ける。
-
100,000 円
目標金額 -
3,000 円
支援総額 -
0
残り日数
ストーリー
Vision
すべての人が、生まれてきて良かったと思える世界を実現する。
Build a world where everyone can be grateful for the gift of life.
Mission
医療の届かないところに医療を届ける。
To deliver healthcare to medically-isolated areas
私たちは、出会えた一人ひとりの輝く人生のために、治療を超えた医療の可能性を追求し続けます。
世界には、医療が届きにくいところが4つあります。
1つは、貧困や医師不足にあえぐ海外
1つは、日本国内の離島やへき地
1つは、病気と闘う子どもたちのこころ
1つは、大規模災害を受けた被災地
この4つの場所に医療を届けること。それがジャパンハートの仕事です。
プロジェクトの詳細
■海外事業
ジャパンハートの海外での医療活動は、カンボジア、ミャンマー、ラオスの3か国を拠点に行っており、カンボジアには国内で唯一、無償で小児がんを治療する「ジャパンハートこども医療センター」があります。コロナ禍で日本から医療者がなかなか渡航できない厳しい状況を乗り越え、2022年度は外来診療・手術件数ともに、前年比で約2倍となりました。小児の手術が236件実施され、内88件が小児がんの手術でした。また、2022年6月と7月にはラオスとミャンマーでそれぞれ約2年半ぶりとなる手術活動を実施するなど、徐々にコロナ禍以前のような活動状況に戻りつつあり、一人でも多くの命と心を救えるよう進み続けています。
■グローバル人材育成
ジャパンハート創設時より始まった本研修には、これまで300名以上の看護師・助産師が参加し、2022年度は16名がカンボジアとミャンマーで活動を行いました。新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う各国の水際対策により活動は制限されましたが、多くの研修生たちがクラスター発生現場での支援活動をはじめ、国内の離島・へき地などの医療者不足に悩む地域で精力的に活動を行いました。不便な環境の中で、できない理由や理屈を並べるのではなく、あるモノで何ができるかを考える力を養い、知恵をつける。自分の中の「当たり前」が当たり前でない世界で、自分の在り方まで問われることで、看護・助産実践能力のみならず人間力も身に着けるのがこの事業の目指すものです。
■地域医療・国際緊急救援
2020年4月から行っていた新型コロナウイルス感染症に対する緊急救援活動は、2022年9月までに全国201か所の医療機関/施設にのべ485名の医療チームを派遣しました。また、2021年8月に全国各地で記録的大雨が続いた際には、住宅被害があった佐賀県に先遣隊を派遣し避難所への物的支援を行ったほか、9月には他団体との協働のもと在宅避難者の健康観察を目的とした巡回を実施しました。一方で2018年から始まったRIKAjob(リカジョブ)では、日本国内の離島・へき地で深刻な問題となっている看護師不足と向き合い、RIKAjobのWebサイトを通して看護師を募集し、各病院につなげることによって地域医療を支えることに貢献しています。
■SmileSmilePROJECT
SmileSmilePROJECTでは、小児がんと向き合う子どもたちとそのご家族が大切な時間を過ごせるよう、ジャパンハートの医療者が付き添い旅行のサポートをしています。日本では毎年約2,500人の子どもが発症する小児がんですが、その治療は日々進歩しており、現在では約8割の子どもが治る病気となりました。しかし、副作用や長期に及ぶ入院生活、再発の不安など、闘病する子どもやその家族にとっての身体的・精神的・経済的な負担は計り知れません。「治療が終わったら家族で旅行に出かけたい」、「もう一度、思い出の場所に連れていきたい」。SmileSmilePROJECTは、そんな家族の思い出を作るお手伝いをしています。
■新病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」開設プロジェクト
国内外で、とりわけ“小児がん”に焦点を当てて活動する私どもですが、日本のような先進国とカンボジアのような開発途上国では、小児がん患者の生存率において非常に大きな格差があるのが現状です。先進国では約8割の子どもたちが助かるといわれている一方、開発途上国の子どもたちは約2割しか助からず、多くの子どもたちが命を落としています。このような生存率格差、いわゆる「サバイバルギャップ」を限りなくゼロにするために、私たちはカンボジアに新たにもうひとつ病院を開設することにしました。それが、ジャパンハートアジア小児医療センターです。この新病院は2025年夏ごろの開院を目指しており、より多くの子どもたちを受け入れるとともに、将来的には隣接するカンボジア以外の国からも患者を受け入れ、アジアの小児医療の中核を担う病院となることを目指しています。また、現在運営している病院と同様に現地医療者の育成にも注力することで、自国の医療者が自国の患者を助けられるような持続可能な医療体制を構築していくほか、日本の若手医療者が経験を積む場として積極的に医療者を受け入れ、日本の高度な医療水準の維持とレベルアップに寄与していきたいと考えています。
【新病院開設プロジェクト特設サイト】https://japanheart-hospital.org/
※皆様からいただいたご支援は、上記のようなジャパンハートの活動全体に大切に使わせていただきます。
メッセージ
ジャパンハートへのご支援をご検討いただき、誠にありがとうございます。
皆様のご支援で活動をしてきたジャパンハートですが、世界にはまだまだ貧困に喘ぐ子どもたちや、医療が受けられず苦しんでいる人たちが多くいるのが現状です。「目の前のひとりの生まれてきて良かったを、日本の医療から」叶えるため、私たちジャパンハートはこれからも医療活動を行ってまいります。
皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
特典
1,000 円
お礼メール
3,000 円
お礼メール
5,000 円
お礼メール
10,000 円
お礼メール