ストーリー

日本は、どんな環境に生まれ育っても、意欲と創造性を育める社会でしょうか？

日本には、生まれ育った環境によって成長のきっかけを得ることが困難な子どもがいます。
地震や台風といった自然災害が多発し、日本の子どもの貧困率は13.9％、7人に1人の子どもが貧困状態にあり、さらにひとり親世帯の子どもの貧困率は50.8％にものぼります。地域格差も顕著で、各都道府県の大学進学率は、東京の72.7％に対し、沖縄県では37.6％にとどまります。都市部と地方で大きな開きが存在します。（出典｜平成28年厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」）

そして私たちは、自分にラベルを貼り、自信が持てず、何にも意欲を持てずに毎日を過ごす10代の姿をたくさん見てきました。

10代は社会をつくる近い未来の担い手です。
学校に教育を丸投げしない新しい当たり前を、みんなでつくっていきたい。
NPOカタリバは、日本中の10代の意欲と創造性を引き出せる社会を目指して取り組んでいきます。

■プロジェクトの詳細

予測不能な変化が起きる時代を100歳まで生きるかもしれない、今の子どもたち。自ら人生を切り拓き、豊かに生きていくためには、生涯学び続ける「意欲」と変化の激しい時代を楽しみチャンスに変える「創造性」が、すべての子に必要です。
NPOカタリバでは、すべての10代が意欲と創造性を手にできる未来のために、４つのテーマでサービスを開発しています。

■Discover：10代の日常に探究を
やりたいこと・知りたいことに溢れた毎日を、10代が過ごせるように。
探究テーマとの出会いやヒントとなるきっかけを、学校・放課後・地域に仕掛けるサービスを開発しています。

■Glocal：未来の学力をいなかから
田舎で生まれ育つからこそ、意欲と創造性を育むチャンスがある。
田舎ならではの豊かな人間関係や文化や自然を教育資源と活かしながら、世界とつながる新しい教育環境をつくろうと、オリジナルの教育サービスを開発しています。

■Resilience：逆境から未来をつくる
心の安心安全基地が、前に進むための土台となる。
家庭環境など何らかの課題や事情を抱える10代に、心の安心を届けるための居場所づくりやプログラムなどのサービスを開発しています。

■Posttraumatic Growth：災害の悲しみを強さへ
災害によって夢を諦める子どもたちを生まないために。
起こった場所・災害の規模や状況によって、必要な支援のあり方と期間を、教育行政や学校と協議を行いながら決定し、リソースを集めて被災地の教育支援活動に取り組みます。

また、新型コロナウイルス禍の現在はオンラインでの授業を含め安全な学習機会の提供を開始。
社会の変化に応じてさまざまな教育活動に 取り組んでいます。

■プロジェクトを通じて実現したいこと

彼らは、ほんの些細な「きっかけ」で前向きになり、努力できる自分に変化できる、可能性に満ちた存在です。
多様な人と出会い、語り、悩み、学ぶ機会さえあれば、「こんな風になりたい」という憧れを見つけることさえできれば、誰もが未来をつくりだす意欲と創造性を持つことができるはずです。
日本のすべての10代にプログラムを届けることで、日本の社会課題に取り組む未来の担い手が育ちます。

SDGsの

①貧困をなくそう
④質の高い教育をみんなに
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくりを

につなげた社会づくりに取り組んでまいります。

いただいたご寄付は、カタリバの活動資金として活用させていただきます。
詳しい昨年度の年度報告はこちらをご覧ください。

■メッセージ

カタリバの活動は、皆さまのご寄付によって行われています。
皆さまのご寄付を使わせていただくことで、公的支援だけではサポートしきれない、本当に助けを必要としている子どもたちへ支援を届けることができています。

すべてのご支援企業の皆様は、子どもたちと関わるかたちがちがえど、私たちとともに、よりよい日本社会を作るための「同志」だと、私たちは考えています。

ぜひ、カタリバの同志として日本の子どもたちの未来をつくっていただけますと幸いです。

■団体概要

NPOカタリバは2001年から活動している教育NPOです。
どんな環境に生まれ育った10代も未来をつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指しています。

―団体名：認定NPO法人カタリバ（認定特定非営利活動法人カタリバ）

―本部：〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F

ー設立：2001年11月1日（2006年9月21日に法人格取得）

URL：https://www.katariba.or.jp/