職場でできる!SDGs取り組み ~ごみの分別~

公開日: 2021.03.23 / 最終更新日: 2021.11.23

現在、企業でSDGsに取り組むことは当たり前となっており、採用活動においても企業のSDGsへの取り組みが重要視されるようになってきています。
しかし、アスクル社の調査によると、SDGsに「職場で取り組んでいる」という回答した企業は11%という結果に。

SDGsの目標が壮大なため、エコ商品を開発や貧困を解決するといった事業でないとSDGsに取り組んでいると言えないと考えている企業が多いのではないでしょうか。

職場でも身近にできることはたくさんあります。

「職場でできる!SDGs取り組み」では、職場で取り組める身近なSDGsをご紹介します。
今回は「ごみの分別」についてです。

目次

  1. 職場で出るごみの種類
  2. 捨てればごみ、分ければ資源
  3. 取り組み例

職場で出るごみの種類

職場で出るごみは家庭ごみとは区別され、産業廃棄物と事業系一般廃棄物に大別されます。

【産業廃棄物】
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち「燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類」の法で直接定められた6種類と、政令で定めた14種類の計20種類。

【事業系一般廃棄物】
事業活動で発生した、産業廃棄物以外のもの。

捨てればごみ、分ければ資源

会社などの事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物は、自らの責任において適正に処理しなければなりません。

環境省の取りまとめよると、平成29年度(2017年度)の産業廃棄物の排出量は、約3億8,354万トンと推計されています。
産業廃棄物が適切に処理されない場合、大気汚染や不法投棄による土壌、水質汚染などの環境問題につながります。
そのため、産業廃棄物を排出する企業も排出量の削減、排出物の適正な管理など、さまざまな取り組みを行っています。

では、みなさんは職場で「ごみの分別」正しく行っていますか?
職場では、お弁当、資料、ペットボトル、栄養ドリンク、文房具などさまざまなごみが出ます。
家ではやるけど会社だから・・・という方も少なからずいるのではないでしょうか?

ごみと資源を分別することで、資源は再利用され、限られた資源の有効活用がされます。
その結果、ごみの量が減り処分のためのエネルギーや燃料消費量を減らし、温室効果ガスや有毒物質の発生量を削減することにつながります。
また、プラスチックごみが海洋汚染や生態系に及ぼす影響も問題視されており、分別を正しく行い、資源として再利用することは環境を守ることにつながります。

事業者における廃棄物の処理の仕方は、都道府県・市区町村ごとに異なりますので、みなさんの勤務地の情報をぜひチェックしてみてください。

取り組み例

【ごみを減らす】
・紙の印刷を減らす
・マイカップ、マイバッグを職場に置く
・故障したものはすぐに捨てず修理を検討する

【ごみを正しく分別する】
・ごみ箱のそばに分別表を用意する
・定期的に従業員への呼びかけを行う
・ペットボトルはボトル、ラベル、キャップに分けて廃棄する

職場でできる!SDGs取り組み~ごみの分別(事例)~」では、実際の取り組みとして当社、株式会社Take Actionの事例を紹介しています。

今回は職場で取り組める身近なSDGsとしてごみの分別を紹介しました。
家とは違い、さまざまな人が集まる場所だからこそ、1人1人の意識が大切になります。
よりよい職場環境づくりのためにもまずは自分が意識するところから始めてみませんか?

ここまでお読みいただきありがとうございます。

「SDGs Action」では、日本の、そして世界の未来のために活動している人を社会全体で支援することを目指しています。
普段の仕事の中に社会的な意義を加え、働く日々に熱を与えませんか?

人々のアクションで世界をもっと豊かに。

【参考】
アスクルがSDGsへの認知度・取り組みの実態調査を実施
環境省・産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度実績)について