職場でできる!SDGs取り組み~相談しやすい職場環境とは~

公開日:2021年7月6日
更新日:2023年6月13日

職場でできる!SDGs取り組み~働きがいのある職場づくり~」では、働きがいのある職場づくりとは何かということを、ディーセント・ワークを通じてご紹介しました。

チェックポイントの項目7には「労働者の権利が保障されていて、職場に悩み、不安等の相談場所がある。」が掲げられていますが、「悩みを相談しやすい雰囲気づくりができているだろうか」と悩みを抱えたことはないでしょうか。

相談しやすい雰囲気づくりのためには、職場におけるコミュニケーションを活性化させ、信頼関係を構築していくことが必要です。

【目次】

  1. なぜコミュニケーションが大切か
  2. コミュニケーションを活性化するには

なぜコミュニケーションが大切か

職場における「コミュニケーション」とは、従業員同士が互いのスキルや考えなど共有して連携し、企業の利益に貢献する取り組みのことです。
業務連絡やミーティング、業務外の会話や交流なども含まれます。

コミュニケーションが少ない場合、相手への要望や伝えたい内容がしっかりと伝達されません。
そのため、お互いの認識のズレが多くなりそれによってミスが増えたり、生産性が下がったりなど、信頼関係の構築は難しくなります。

逆にコミュニケーションが活性化すれば、お互いに言いたいことを言い合える風通しの良い職場環境が生まれます。
そのような職場では、従業員が自分の業務に安心して取り組むことができるため、信頼関係の構築もしやすくなります。

信頼関係が構築できていない相手に相談をするのは難しいことです。
相談しやすい環境づくりのためには、職場におけるコミュニケーションを活性化し、信頼関係を構築することが重要となるのです。

コミュニケーションを活性化するには

では、職場におけるコミュニケーションを活性化するために具体的にはどのような取り組みをしていけば良いでしょうか。

従業員同士が自然と会話できる場所をつくる

コミュニケーションは、会話をすることから始まります。

社員食堂など、従業員同士がコミュニケーションを取りやすい環境を整えることで、自然と会話が生まれ、コミュニケーションは自ずと活性化します。
仕事の合間に飲食や休憩できるスペースができれば、簡易的な休憩スペースでもかまいません。

社内SNSなど気軽に使えるコミュニケーションツールを導入する

業務で扱うメールの場合、件名や宛名、挨拶を入力するのに手間がかかるうえ堅苦しくなります。
その点、社内SNSやチャットならあまり堅苦しくならず、気軽に対話できるため、特に若い従業員との交流を深める上で効果を発揮します。
テレワークでコミュニケーションが取りづらいというときにも社内SNSであれば気軽にやりとりすることができます。

上司と部下の面談の機会を増やす

多くの企業で採用されている1on1(上司と部下が1対1で行う面談)もコミュニケーション活性化には効果的です。

1対1であれば、普段みんなの前で話せないことも話しやすいので、定期的に1on1を行えば、上司と部下の信頼関係が深まるでしょう。

いかがでしたか?
職場におけるコミュニケーションの活性化は、相談しやすい環境だけでなく、生産性向上や離職率の低下といったところにも効果を発揮します。

まずは会話をし、信頼関係を構築していくことから始めてみませんか?

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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